こんにちは。Puriketu(ぷりけつ)です。
私はもともとシングルモニターアームを使っていて、モニターを2台設置するようになってからも、そのままシングルモニターアームを2つ使っていました。
ただ、2台で使っているうちに「シングルを2つ使うより、デュアルモニターアーム1本にまとめた方が使いやすいのでは?」と気になるようになり、実際にデュアルモニターアームも試してみることにしました。
実際に両方を使ってみると、モニターの動かしやすさや設置のしやすさなど、それぞれに違いがあります。
そのため、単純に「シングル2つの方がいい」「デュアルの方がいい」とは言い切れず、現在使っているアームやモニターの使い方によって向いている方法は変わると感じました。
この記事では、シングルモニターアーム2つとデュアルモニターアームを実際に使って分かった違いを比較し、それぞれどのような人に向いているのかを紹介します。
シングル2つとデュアルモニターアームの違い
シングルモニターアームを2つ使う場合と、デュアルモニターアームを1本使う場合では、どちらも2台のモニターを設置できますが、デスクへの固定方法やアームの構造が異なります。
| 比較 | シングル2本 | デュアル |
|---|---|---|
| デスクへの固定 | 2か所 | 基本的に1か所 |
| アーム | それぞれ独立 | 1つの固定部を共有 |
| 設置位置 | 2つそれぞれで決められる | 固定部を中心に配置する |
| クランプ | 2つ必要 | 基本的に1つ |
この構造の違いが、モニターの配置やデスク周りの使い方にも影響します。
シングル2つはそれぞれ独立して設置できる
シングルモニターアームを2つ使う場合は、それぞれのアームを別々の位置に固定できます。
左右で固定位置を変えられるため、2台のモニターをそれぞれ独立した状態で設置できるのが特徴です。
一方で、クランプも2つ必要になるため、デスク上では2か所の固定スペースを使います。
デュアルは1つの固定部から2台を支える
デュアルモニターアームは、1つのクランプや土台から2本のアームが伸び、2台のモニターを支える構造です。
デスクへの固定部を1か所にまとめられる一方、左右のモニターは同じ固定部を中心に配置することになります。
この構造の違いが、シングル2つとの配置の自由度や使い勝手の差につながります。
シングル2つとデュアルを実際に比較
ここからは、シングルモニターアーム2つとデュアルモニターアームを実際に使い、モニター配置の自由度やデスク周りのスペースを比較します。
同じモニターとデスクを使い、横並びや縦+横など複数の配置で違いを確認しました。
今回比較する環境
今回の比較では、24インチと27インチのモニターを、幅120cm・奥行き60cmのデスクに設置しています。
| 使用機器 | 製品 |
|---|---|
| シングルモニターアーム | エルゴトロン LX / Pixio PS3S Wave |
| デュアルモニターアーム | Pixio PS2DW |
| 27インチモニター | LG UltraGear 27GN800-B |
| 24インチモニター | ASUS TUF Gaming VG259Q |
| デスク | Sunon 昇降デスク(幅120cm・奥行き60cm) |
シングル2本では、それぞれのアームを別の位置に固定して使用します。
デュアルでは、1つの固定部から2本のアームを伸ばし、同じ2台のモニターを設置して比較しました。
モニター配置の自由度を比較
まずは、シングル2つとデュアルでモニターの配置を変えながら、どの程度違いがあるのか確認しました。
最初に、24インチと27インチのモニターを横並びに配置します。


横並びで使う場合は、シングル2つとデュアルのどちらでも問題なく配置できました。
2台のモニターを近づけて並べることもできるため、通常の横並びで使用するだけであれば大きな差は感じません。
次に、片方のモニターを縦向きにして、縦+横の配置でも比較しました。


縦+横についても、今回の環境ではシングル2つとデュアルのどちらでも配置できます。
このように、横並びや縦+横といった基本的な配置だけを見ると、どちらでも対応でき、大きな違いはありませんでした。
違いを感じたのは、モニターの位置を細かく変更したときです。
シングル2つは、それぞれのクランプ位置を別々に決められます。
実際に2つのクランプをデスクの両端寄りまで離して設置すると、それぞれのモニターを別方向から動かせるため、位置を調整してもモニター同士が接触しにくくなりました。

一方、デュアルは2本のアームが同じ固定部から伸びているため、クランプ位置によってはシングル2つよりモニター同士が接触しやすい場面がありました。
特に片方のモニターを内側へ動かしたり向きを変えたりすると、もう片方のモニターに当たり、それ以上動かしにくくなることがあります。
ただし、この点はクランプの位置を変えることで改善できます。


モニター同士が接触しやすい場合は、デュアルのクランプをデスク中央から端寄りへ移動させることで、モニター同士の距離を取りやすくなり、配置できる範囲も広げられました。
そのため、今回比較した範囲では、横並びや縦+横といった基本的な配置ならどちらでも問題なく使えました。
一方、モニターの位置を細かく変更する場合は、それぞれのクランプ位置を自由に決められるシングル2つの方が調整しやすいと感じました。
デスク周りの占有スペースを比較
次に、デスクへの固定部分がどのくらいスペースを使うのか比較しました。
シングルモニターアームを2つ使う場合は、クランプも2つ必要です。
実際に使用するときは、モニターの位置を調整しやすいように2つのクランプを離して設置しています。

この配置ではデスクの端を2か所占有するため、ケーブルトレーなど、ほかのクランプ式アイテムを取り付けられる場所も限られます。
一方、デュアルモニターアームは固定部が1か所で済むため、デスクの端に空いているスペースを残しやすいです。

私の環境ではケーブルトレーなど、ほかのクランプ式アイテムもデスクに取り付けるため、この違いは実際の使いやすさにも影響しました。
そのため、クランプ位置の自由度はシングル2つの方が高いものの、デスク周りのスペースを確保しやすいのはデュアルだと感じました。
実際に使って分かったシングル2つのメリット・気になる点
シングル2つのメリット
シングル2つの大きなメリットは、それぞれのアームを独立した位置に設置できることです。
実際に使ってみると、2つのクランプを離して設置できるため、デュアルモニターアームよりもモニター同士の接触を避けながら位置を調整しやすいと感じました。
また、すでにシングルモニターアームを1本使っている場合は、もう1本追加するだけで2画面環境に移行できます。
デュアルモニターアームへ買い替える必要がなく、今使っているアームをそのまま活用できるのもメリットです。
シングル2つの気になる点
一方で、設置の手間はデュアルモニターアームより多く感じました。
単純にモニターアームを2つ取り付ける必要があるため、クランプの固定やアームの取り付けなども2つ分行うことになります。
さらに、2つのクランプをどこに固定するか考える必要があるのも少し面倒でした。実際に設置したときは何度かクランプを付け直し、最終的に机の両端寄りへ離して設置する形に落ち着きました。
また、クランプが2つになることで、デスクに取り付けられるものの自由度も下がります。
私の環境では、ケーブルトレーなどほかのクランプ式アイテムを取り付ける場所が少し限られました。固定部が1か所にまとまるデュアルと比べると、デスク周りをすっきり使いたい場合は気になるポイントです。
実際に使って分かったデュアルのメリット・気になる点
デュアルのメリット
デュアルモニターアームのメリットは、2本のアームが1つの固定部から伸びているため、2台のモニターを横並びに配置しやすいことです。
今回使用した24インチと27インチの組み合わせでも、固定部を中心に左右の位置を調整できるため、横並びにしやすいと感じました。
また、設置が比較的楽なのもメリットです。
デスクに固定するクランプが1か所で済むため、シングルモニターアームを2本取り付ける場合と比べると、設置にかかる手間は少なく感じました。
デュアルの気になる点
実際に使っていて気になったのは、モニターの配置によってはモニター同士が接触し、位置を調整しにくくなることです。
今回使用した24インチと27インチの組み合わせでも、片方のモニターを内側へ動かしたり向きを変えたりしたときに、もう片方のモニターに当たる場面がありました。
シングル2本ではクランプ位置をそれぞれ離して設置できるため、この点はデュアルより調整しやすいと感じました。
ただし、デュアルでもクランプの位置を変えることでモニター同士の距離を取りやすくなり、接触を避けやすくできます。
そのため、常に使いづらいわけではありませんが、配置を細かく変えるときはシングル2本より少し調整しにくいと感じました。
結局シングル2つとデュアル、どっちがおすすめ?
ここまで実際に使ってみたメリット・気になる点を紹介しましたが、今回の24インチ+27インチの環境では、どちらを選んでも2台のモニターを使ううえで大きく困ることはありませんでした。
そのうえで私が実際に両方使って感じたのは、すでにシングルアームを持っているかどうかで判断するのが一番分かりやすいということです。
すでにシングルアームを持っているならシングル2つ
すでにシングルアームを1つ持っているなら、もう1つ追加する方法がおすすめです。
今使っているアームをそのまま活用できるため、デュアルへ買い替えるより費用を抑えやすくなります。
私自身もこの方法で2画面環境へ移行しました。
関連記事 ➡ モニターアームおすすめランキング5選
一から揃えるならデュアル
これからモニターアームを一から揃えるのであれば、私はデュアルモニターアームを選びます。
同程度のグレードなら、シングルアームを2つ購入するより費用を抑えやすく、固定部も1か所で済むため設置の手間も少なくなります。
配置によってはモニター同士が接触する場面もありましたが、クランプ位置を工夫すれば縦+横でも、通常の横並びで困ることもありませんでした。
そのため、特別に配置の自由度を求めないのであれば、最初からシングルを2本揃える必要性はあまり感じません。
よくある質問(FAQ)
- Qシングルモニターアーム2つは同じ製品で揃えた方がいい?
- A
それぞれのモニターに対応しているアームであれば、同じ製品で揃える必要はありません。
ただし、アームの長さや可動範囲が揃うため、特に理由がなければ同じ製品で揃えた方が位置調整はしやすくなります。
左右でモニターのサイズや用途が異なる場合は、それぞれに合った別のアームを使う方法もあります。
- Qデュアルモニターアームに違うサイズのモニターを取り付けてもいい?
- A
使用するデュアルモニターアームが、それぞれのモニターのサイズ・重量・VESA規格に対応していれば取り付けられます。
今回のように24インチと27インチなど、サイズが異なる2台を組み合わせることも可能です。
ただし、左右でモニターの大きさや重量が大きく異なると、高さや位置を揃えにくくなる場合があります。購入前に、各アームの対応サイズと耐荷重を確認しておきましょう。
まとめ
実際にシングルモニターアーム2つとデュアルモニターアームの両方を使ってみると、それぞれに向いている使い方があると感じました。
すでにシングルアームを1本持っているなら、もう1本追加してシングル2つにする方が無駄がなく、デュアルより配置の自由度も取りやすくなります。
一方、これから一から揃えるのであれば、同程度のグレードならデュアルモニターアームの方が費用を抑えやすく、設置も楽です。
配置によってモニター同士が接触することはありましたが、横並びなど一般的な使い方であれば大きな問題にはなりませんでした。
迷った場合は、「すでにシングルを持っているならシングル2つ」「一から揃えるならデュアル」を基準に選ぶと分かりやすいと思います。

