「デスクが狭くてマウスを大きく動かしにくい」
「ノートPCを持ち歩くことが多く、コンパクトな入力デバイスが欲しい」
「長時間のマウス操作で、手首や肩がなんとなく疲れやすい」
そんな人と相性がいいのが、小型トラックボールマウスです。
本体を動かさず、指先でボールを転がしてカーソルを動かす仕組みなので、
といったメリットがあります。
自宅のデスクはもちろん、オフィス・在宅ワーク・カフェ・出張先など、
「限られたスペースでPCを使うシーン」全般と相性がいいデバイスと考えてOKです。

エレコム bitra M-MT1MRSABK
※2025年12月3日 発売
※価格は2025年11月16日時点のAmazon参考価格です。
小型トラックボールマウスの選び方4ポイント
ここからは、「トラックボールマウス 小型」で検索した人が押さえておきたい選び方を3つの視点でまとめます。
- 本体サイズとボール径
- 操作方式(親指・人差し指・縦型)
- 接続方式と台数切り替え
本体サイズとボール径:手の大きさと置き場所に合うか
「小型」といっても、モデルごとにサイズ感は少しずつ違います。
- 手が小さめの人 → よりコンパクトなモデルのほうがフィットしやすい
- 手が大きめの人 → あまりに小さいと、指の置き場が窮屈に感じることも
また、ボールの大きさ(直径)も操作感に影響します。
- 小さめのボール:軽く転がせるが、そのぶん敏感で、最初は狙いを合わせるのに慣れが必要
- やや大きめのボール:動きに安定感があり、小さな操作もしやすい
どちらが正解というよりは、
「狭い場所で使うか」「どれくらい精密な操作をするか」をイメージしながら、自分に近い方を選ぶイメージです。
操作方式:親指操作/人差し指操作/縦型の違い
トラックボールマウスには、主に次の3タイプがあります。
- 親指でボールを操作するタイプ
- 人差し指(+中指)でボールを操作するタイプ
- 縦型マウスとトラックボールを組み合わせたタイプ
親指操作タイプ
- いわゆる「トラックボールマウス」の王道
- 一般的なマウスの持ち方に近く、移行しやすい
人差し指操作タイプ
- ボール部分が上側にあり、指先で繊細な操作がしやすい
- 細かいポインタ移動や編集作業が多い人と相性が良い
縦型(バーティカル)タイプ
- 手を“握手するような角度”で構えられるデザイン
- 前腕のひねりを軽くしたい人に好まれやすい
「どれが一番良いか」ではなく、
今のマウスの持ち方や、どの指をよく使うかを基準に考えると選びやすくなります。
接続方式と台数切替:自分のPC環境に合わせる
接続方式でよく使われるのは、次の3パターンです。
- 2.4GHzワイヤレス(USBレシーバー)
- レシーバーを挿すだけで使える
- 比較的遅延が少なく、安定しやすい
- Bluetooth接続
- レシーバー不要で、USBポートが少ないノートPCでも使いやすい
- タブレットとの接続にも対応しているモデルが多い
- 2.4GHz+Bluetoothのデュアル対応・複数台切替
- 自宅用PC・会社支給PC・タブレットなど、複数台を切り替えたい人向け
在宅ワークやハイブリッド勤務をしている人はもちろん、
「個人PCと仕事PCを両方使う」「ノートPC+タブレットを行き来する」といった人も、このあたりをチェックしておくと便利です。
電源方式・静音性・ボタン数も確認しておく
小さな差ですが、日々の使い勝手に影響する要素もあります。
- 乾電池式か、USB充電式か
- クリック音が静かな「静音ボタン」かどうか
- 戻る/進むボタンや、ボタン割り当てソフトに対応しているか
とくに夜間作業が多い人や、家族・同居人がいる部屋で使う場合は、
静音性が高いモデルを選んでおくとストレスが少なく済みます。
小型トラックボールマウスおすすめ5選
サンワダイレクト 400-MAWTB180BK(小型/ブラック)

| 価格 | ¥4,980 |
| サイズ | 長さ9.6 x 幅7.5 cm |
| 接続方式 | 2.4GHzワイヤレス(レシーバー収納) |
| DPI | 400/800/1200/1600 |
| ボタン数 | 5(静音) |
このモデルの注目ポイント
- 親指操作×小型筐体で省スペース&手首負担を軽減
- 静音スイッチ+進む/戻るでブラウズ効率UP
- 最大10mの受信距離/ポーチ付でモバイル向き
こんな人におすすめ
ProtoArc EM05 NL

| 価格 | ¥5,880 |
| サイズ | 長さ14 x 幅9.9 cm |
| 接続方式 | 2.4GHz+Bluetooth×2(3台切替) |
| DPI | 200/400/800/1200/1600 |
| ボタン数 | 7(USB-C充電式) |
このモデルの注目ポイント
- 62°の縦型形状で前腕の回内負担を軽減
- 3台マルチペア+物理切替で業務効率UP
- 充電式で電池交換不要、長時間作業にも最適
こんな人におすすめ
ナカバヤシ Digio2 Z8378(最小クラス34mmボール)

| 価格 | ¥6,097 |
| サイズ | 長さ9.5×幅8.8 cm |
| 接続方式 | Bluetooth 3.0 |
| DPI | 450〜1200(自動)/600固定 |
| ボタン数 | 5(静音) |
このモデルの注目ポイント
- 34mmボール×最小クラスで携帯性◎
- ASC(速度制御)で細かい作業〜広範囲移動まで対応
- 全ボタン静音で図書館・在宅に最適
こんな人におすすめ
エレコム bitra M-MT2MRSABK(人差し指操作)

| 価格 | ¥12,980 |
| サイズ | 長さ9.4×幅6.2 cm |
| 接続方式 | 2.4GHz+Bluetooth LE(2台切替) |
| DPI | 750 |
| ボタン数 | 5(割り当て可) |
このモデルの注目ポイント
- 人差し指操作×34mmボールで精密操作◎
- 2台切替/収納ポーチ付でモバイル運用も強い
- 人工ルビー支持球でスムーズな回転
こんな人におすすめ
- 2025年11月21日発売のため、現在レビューなし
エレコム bitra M-MT1MRSABK(親指操作/2台マルチペア/収納ケース付)

| 価格 | ¥12,980 |
| サイズ | 長さ9.0×幅7.4 cm |
| 接続方式 | 2.4GHz無線+Bluetooth Low Energy(切替可/2台マルチペア) |
| DPI | 750 |
| ボタン数 | 5(進む・戻る含む、割り当てソフト対応) |
このモデルの注目ポイント
- 親指操作×小型筐体+静音クリックで省スペースかつ周囲に配慮
- 2.4GHz+Bluetoothのデュアル接続で自宅/職場/タブレットをシームレス切替
- 25mmボール×IRセンサー&人工ルビー支持球で滑走性とメンテ性を両立
こんな人におすすめ
- 2025年12月3日発売のため、現在レビューなし
小型トラックボールマウスのメリット・デメリット
通常マウスとの違い:本体を動かさないで操作できる
通常のマウスは、本体ごと動かしてカーソルを動かします。
そのため、
- マウスを動かすためのスペースが必要
- 肘から先や手首を大きく動かす
のが前提になります。
トラックボールマウスは、
- 本体は固定
- ボール部分を指で転がしてカーソル操作
という仕組みです。
とくに小型モデルなら、ノートPCの横やデスクの端など、狭い場所にも置きやすいのが特徴です。
小型トラックボールマウスの主なメリット
- 省スペースで使える
- 小さなデスクやカフェのテーブルでも、マウスを振るスペースがいらない
- 腕を大きく動かさなくてよい
- 指先がメインになるので、マウスを左右に大きく振り回す動作が減りやすい
- 持ち運びしやすいモデルが多い
- 小型モデルなら、ノートPCと一緒にケースに入れても場所を取りにくい
自宅用・オフィス用・在宅ワーク用など、シーンを問わず「机が広くない人」には共通してメリットがあります。
気をつけたいポイント・向かないケース
- 最初は操作に慣れが必要
- ボールを転がす感覚に慣れるまで、1〜2週間ほどかかる人もいる
- 細かい操作が多い人は、DPIやボール径に注意
- 画像編集や細かいドラッグが多い人は、設定や機種選びが大事
- ゲーム用途はジャンルによって合う・合わないがある
- FPSなど、瞬時の視点移動が多いゲームでは、従来型マウスのほうが向く場合も多い
「仕事や日常作業はトラックボール」「ゲームは通常マウス」といった使い分けも、1つの解決策です。
よくある質問(FAQ)
- Q小型トラックボールマウスは初心者でも使いこなせますか?
- A
はい、使いこなせます。
最初の数日は、ボールを転がす感覚に戸惑うかもしれませんが、毎日触っているうちに自然と慣れてくる人がほとんどです。慣れるまでは、
- ポインタ速度(DPI)を少し低めに設定しておく
- ブラウジングや資料チェックなど、シビアでない作業から使い始める
といった工夫をするとスムーズです。
- Q仕事だけでなく、普段使いでも違和感なく使えますか?
- A
文章作成・表計算・ブラウジング・動画視聴など、
一般的なPC作業であれば問題なく使えます。むしろ、トラックボールに慣れてしまうと、
「通常マウスに戻れない」と感じる人も少なくありません。
- Qゲームにも使えますか?
- A
使うこと自体は可能ですが、ジャンルによって向き・不向きがあります。
- シミュレーションやカードゲームなど → 問題なく使いやすい
- FPSやTPSなど、素早い視点移動が重要なゲーム → 従来のマウスのほうが向くケースも多い
ゲームを本気でやり込みたい場合は、
普段使い用にトラックボール、ゲーム用にゲーミングマウス**という併用スタイルもおすすめです。
まとめ:まずは“省スペース操作”を体験してみよう
あなたがどんな場所で、どんな姿勢でPCを使うことが多いかをイメージしながら、5つの中から一番近いものを選んでみてください。



