「32インチ以上にすると置き場所や視線移動が不安」「UWQHDとWQHDのどっちが快適?」「240Hzは本当に必要?」——大画面化は“没入”と引き換えにセッティングの難易度が上がります。
本記事では、32~34インチ帯でコスパ良好な5台を紹介。
曲面/フラットやVRR、端子構成のチェックポイントを押さえ、あなたのデスクとゲームジャンルに合った一本を見つけます。

Amzfast AMZG34C5Q Pro(UWQHD/240Hz/1500R)
※価格は2025年9月4日時点のAmazon参考価格です。
32インチ以上のゲーミングモニター選び方のポイント
大画面は“置けば勝ち”ではありません。表示方式・リフレッシュ・実機能の三要素を実環境に合わせて最適化すると、32~34インチのメリットを最大化できます。
表示方式で選ぶ:WQHD(16:9)かUWQHD(21:9)か、曲面かフラットか
まずWQHD(2560×1440/16:9)は一般的なコンテンツ互換が高く、配信UIやeスポーツタイトルの表示崩れが少ないのが利点。
UWQHD(3440×1440/21:9)は横方向の作業領域と視野拡張で、レースやMMO、ARPGの没入感が伸び、同時にPIP/PBPの多窓運用が快適になります。
1500R/1800Rの曲面は視界の端まで焦点距離が揃いやすく、首振りが減る一方、写真・図面の幾何精度を重視する用途はフラットIPSが無難。
椅子~画面まで60~80cmを目安に、横幅(特にUW)と視線移動量のバランスを取ると疲労が激減します。
リフレッシュレート×VRR:165/170/240Hzの体感差と端子の落とし穴
165/170Hzは120Hzからの伸びがはっきり体感でき、240Hzはトラッキングと“止め”の微差を詰めたい人向け。
PCではDP1.4で高リフレ維持が基本、コンソールはHDMI 2.1(VRR)の有無が実用を左右します。MPRTとGtGは表記が異なるだけでなく計測条件も違うため、オーバードライブの副作用(逆残像)と合わせて調整が必要。
可変リフレッシュ(FreeSync/G-SYNC Compatible)があればフレーム変動時のティアリングとカクつきを抑えられ、体感の滑らかさと疲労軽減に直結します。
実用装備:スタンド可動・VESA・OSD・保証で“長く快適”を担保
高さ調整・チルト・スイベルは姿勢改善と首・肩の負担を大きく下げます。可動が弱い場合はVESAマウントでアーム化を前提に。OSD操作系はスティック式が直感的、入力切替や画面モードに素早くアクセスできるかも重要。
長期運用では保証年数やバックライト・パネルの焼き付き/ムラ対策の記載もチェックしましょう。配線はHDMI 2.1/DP 1.4のケーブル品質で安定度が変わるため、付属品が心許ない場合は早めの更新がおすすめです。
32インチ以上のゲーミングモニターおすすめ5選|大画面で圧倒的ゲーム体験
KOORUI G3221SC(WQHD/1500R曲面)

価格 | ¥27,980 |
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
リフレッシュレート | 最大170Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
端子/取付 | HDMI 2.0×2/DP1.2×1、VESA100、-5〜20°チルト |
このモデルの注目ポイント
- VAパネル×3000:1コントラストで暗部が締まる
- FreeSync対応、HDR10表示、ゲーム用プリセット(FPS/RTS)
- HDMI 2.0×2/DP、VESA100、-5〜20°チルトで設置性◎
こんな人におすすめ
AESNO 32インチ WQHD 曲面(165Hz/1800R)

価格 | ¥26,999 |
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
リフレッシュレート | 最大165Hz |
応答速度 | 1ms(GtG) |
端子/保証 | HDMI2.0×2/DP×1、VESA対応、3年保証 |
このモデルの注目ポイント
- 1800R曲面VA×FreeSync×HDRで滑らかなゲーム映像
- sRGB 100%相当、広視野角、1ms応答でブラー低減
- HDMI2.0×2/DP×1、VESA対応で設置も簡単
こんな人におすすめ
JAPANNEXT JN-IPS3152WQHDR165(WQHD/IPS/165Hz)

価格 | ¥39,982 |
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
リフレッシュレート | 最大165Hz(DP)/HDMI最大144Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
端子/機能 | DP1.2×1/HDMI2.0×2、スピーカー内蔵、VESA75 |
このモデルの注目ポイント
- IPS×sRGB約99%、輝度400cd/m²相当でHDR400級の明瞭感
- PS5のWQHD 120Hz対応、内蔵スピーカー搭載
- ブルーライト軽減/フリッカーフリーで目に優しい
こんな人におすすめ
Amzfast AMZG34C5Q Pro(UWQHD/240Hz/1500R)

価格 | ¥35,999 |
解像度 | 3440×1440(UWQHD/21:9) |
リフレッシュレート | 最大240Hz(HDMI2.1 FRL/VRR対応) |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
端子/保証 | HDMI2.1×2/DP1.4×2、VESA75、5年保証 |
このモデルの注目ポイント
- 21:9×240Hzで視野とフレームを両取り、PIP/PBPも対応
- DCI-P3 98%/sRGB 130%、HDR400、Adaptive Sync
- 金属スタンドで安定、HDMI2.1×2&DP1.4×2の充実端子
こんな人におすすめ
Z Z-Edge UG34(UWQHD/165Hz/高さ調整スタンド)

価格 | ¥32,764 |
解像度 | 3440×1440(UWQHD/21:9) |
リフレッシュレート | 最大165Hz(DP)/HDMI最大100Hz |
応答速度 | 1ms |
端子/スタンド | HDMI2.0×2/DP1.4×2、オーディオアウト、VESA対応/高さ・チルト・回転調整 |
このモデルの注目ポイント
- 1500R曲面VA×高さ/チルト/回転対応の可動スタンド
- FreeSync、HDR表示、非光沢パネルで映り込みを抑制
- HDMI2.0×2/DP1.4×2、オーディオアウトで周辺機器と好相性
こんな人におすすめ
よくある質問(FAQ)
- Q32~34インチは視線移動が増えて疲れませんか?
- A
イス~画面距離60~80cmを目安にし、高さ調整で視線を水平に合わせると負担が大きく減ります。UWは特に横幅が広いので、1500R曲面だと端の視認性が上がり疲労が軽減されます。
- Q165Hzと240Hzの違いはどのくらい?
- A
120→165Hzの伸びは誰でも体感しやすく、165→240Hzはエイムの微差や追従性で差が出る上級者向けの伸びです。GPU性能と描画設定を合わせ、VRRやオーバードライブを最適化すると効果を最大化できます。
まとめ
FPS主体で応答と視野を最優先するなら、UWQHD×高リフレ(240Hz)が強力で、PC/コンソール併用はHDMI 2.1+VRRの有無が決め手になります。
マルチタスクや写真・資料の幾何精度を重視するならWQHDフラットIPSが扱いやすく、曲面は没入感と端の視認性で優位。
長く快適に使うには、スタンドの高さ調整やVESA対応、操作しやすいOSD、そして保証まで含めて“運用のしやすさ”を選ぶこと。
32~34インチは正しく選べば、作業とゲームのどちらも一段上の体験に引き上げてくれます。