「ウルトラワイドは本当に作業効率が上がる?」「1000Rと1500Rはどれくらい違う?」「PS5でも活かせる?」——気になる論点は多いですが、選び方の“芯”はシンプルです。
解像度(UWQHD)×曲率(1000R/1500R)×リフレッシュ(180/240Hz)の相性と、端子・可動スタンド・PIP/PBPといった運用装備を自分の環境に合わせて最適化すればOK。
本記事では、コスパ帯からOLEDまで厳選5台を比較し、用途別のベストをわかりやすくご案内します。

Dell Alienware AW3425DWM-A
※価格は2025年9月5日時点のAmazon参考価格です。
ウルトラワイドゲーミングモニター選び方のポイント
表示方式・リフレッシュ&同期・運用装備の3軸を、あなたのプレイスタイルと設置環境に合わせるのが重要です。
表示方式と曲率を合わせる:UWQHD×1000R/1500Rの使い分け
UWQHD(3440×1440)は横方向の作業領域と視野拡張が最大のメリット。1000Rはカーブが深く、視線移動が減って没入が強くなりますが、写真や図面など幾何精度重視の作業は1500Rのほうが違和感が少ない傾向です。
椅子から画面まで70~90cmを確保し、画面中央が目線と水平になるよう高さ調整すると疲労が激減。
ゲーム中心なら曲面、デザイン併用比率が高いなら曲率は控えめを選ぶ、と覚えておくと失敗しにくいです。
リフレッシュレート×VRR:180Hzと240Hz、どちらが“効く”か
180Hzは120Hzからの伸びが体感しやすく、多くのPC構成で到達しやすい現実解。240Hzはトラッキングやフリックの微差で差が出る領域で、GPUパワーと描画設定の最適化が前提です。
フレーム変動があるタイトルではVRR(FreeSync/G-SYNC Compatible)が効いてティアリングやスタッターを低減。
MPRTとGtGの表記は測定条件が異なるため、オーバードライブ過多による逆残像にも注意し、OSDで“中~高”を試して最適点を探すのがコツ。
運用装備:PIP/PBP・端子規格・可動スタンド・保証で“長く快適”に
配信画面やチャット、資料を同時に出したいならPIP/PBPは生産性ブースター。PS5/次世代機との併用はHDMI 2.1の有無で快適度が激変します。
姿勢づくりには高さ・チルト・スイベルの可動が効き、足りなければVESAマウントでアーム運用を。長く使う前提なら保証年数やサポート体制も要チェック。
付属ケーブルの規格が古いケースもあるため、必要に応じてDP1.4/HDMI 2.1へ早めに更新しましょう。
ウルトラワイドゲーミングモニターおすすめ5選
Minifire 34インチ 曲面ウルトラワイド(UWQHD/1500R/ブラック)

価格 | ¥31,999 |
解像度 | 3440×1440(UWQHD) |
リフレッシュレート | 最大165Hz(DP) |
応答速度 | 1ms |
このモデルの注目ポイント
- VAパネル×sRGB 125%で鮮やかさ重視
- FreeSync/HDR10、PIP・PBP、スピーカー内蔵
- HDMI 2.1(TMDS)×2/DP1.4×2、3年保証
こんな人におすすめ
KOORUI 34E6UC(UWQHD/1000R/ブラック)

価格 | ¥35,979 |
解像度 | 3440×1440(UWQHD) |
リフレッシュレート | 最大180Hz(ロットにより165Hz) |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
このモデルの注目ポイント
- 1000Rの深いカーブで没入感を強化
- HDR400、DCI-P3 90%、FreeSync対応
- 高さ・チルト調整スタンド、HDMI2.0×2/DP1.4×1
こんな人におすすめ
MSI MAG 342CQR E2(UWQHD/1500R/ブラック)

価格 | ¥48,800 |
解像度 | 3440×1440(UWQHD) |
リフレッシュレート | 最大180Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
このモデルの注目ポイント
- sRGB 99%/DCI-P3 95%で色再現に強い
- AIビジョンやナイトビジョンで視認性を底上げ
- 高さ・スイベル対応スタンド、PIP/PBP、3年保証
こんな人におすすめ
Dell Alienware AW3425DWM-A(UWQHD/1500R/ブラック)

価格 | ¥57,200 |
解像度 | 3440×1440(UWQHD) |
リフレッシュレート | 最大180Hz |
応答速度 | 1ms(GtG) |
このモデルの注目ポイント
- HDR400×DCI-P3 95%、FreeSync Premium
- HDMI2.1×2/DP1.4×1、ケーブル同梱で導入が容易
- 無輝点5年保証、エルゴ調整で使い勝手良好
こんな人におすすめ
LG UltraGear 39GS95QE-B(OLED/800R/ブラック)

価格 | ¥140,000 |
解像度 | 3440×1440(UWQHD, OLED) |
リフレッシュレート | 最大240Hz |
応答速度 | 0.03ms(GtG) |
このモデルの注目ポイント
- 有機EL×True Black 400で圧倒的な黒とコントラスト
- MLA採用でピーク輝度強化、DCI-P3 98.5%
- FreeSync Premium Pro&G-SYNC Compatible、PIP/PBP
こんな人におすすめ
よくある質問(FAQ)
- Qウルトラワイドは全てのゲームで横が広がりますか?
- A
タイトル対応に依存します。多くのPCゲームは21:9対応ですが、ムービーやUIが16:9固定の作品では左右に余白が出る場合があります。競技系は対応が進んでいますが、事前に対応状況の確認が安心です。
- QPS5でUWQHDは使えますか?
- A
PS5の出力は基本16:9想定です。接続自体は可能ですが、ゲーム表示は左右余白になることがあります。映画・アプリは16:9基準のため、PC併用で真価を引き出すのがおすすめです。
- Q1000Rと1500R、どちらが疲れにくい?
- A
1000Rは視界の端まで距離差が小さく、没入と視線移動の少なさで有利。ですが写真・図面など直線を厳密に扱う作業は1500Rが違和感を抑えやすいです。視聴距離70~90cmと高さ合わせで疲労は大きく軽減できます。
まとめ
“ウルトラワイドの価値”は、広い視野と作業領域、そして高リフレッシュによる滑らかさをどれだけ自分の環境に合わせられるかで決まります。
深い1000Rで没入を最優先するか、1500Rで作業も違和感なくこなすかをまず決め、次に180/240Hz×VRRで動きの質を確保。
さらにPIP/PBPや可動スタンド、HDMI 2.1など運用装備をそろえると、ゲームも日常も一段上の快適さに到達します。
今回の5台はコスパ帯からOLEDまで網羅しているので、予算と用途に応じてベストな一本を選べば、ウルトラワイドの“見える強み”を最大限に引き出せます。