「マウスが当たる」「肩が開きづらい」――そんなフルサイズの不満は、テンキーレス(TKL)で一気に解消できます。
テンキー分の横幅が詰まるだけでマウス可動域が広がり、姿勢も自然に。とはいえ、スイッチの種類や筐体剛性、ソフトの使い勝手など、選ぶポイントは意外と多いもの。
本記事では実力派TKL 5モデルを厳選し、短時間で違いがわかるように整理。最後に失敗しない選び方も具体的な基準で解説します。
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テンキーレスゲーミングキーボード選び方のポイント
最短でミスマッチを避けるには、用途→打鍵感→筐体・実用性の順で絞るのが近道です。
以下の3観点を読むだけで、あなたに合うTKLの目星がつきます。
用途別のスイッチ特性を優先する
FPS中心ならリニア(赤/銀)が基本。初動が軽く、1.0~1.2mm級の浅いアクチュエーションは素早いリピー トに有利です。
タイピングも重視するならタクタイル(茶)でミスタッチを抑制。深めのアクチュエーション(2.0mm前後)と確かなピーク感が心地よく、長文でも疲れにくいです。
配信や深夜帯なら静音リニアを選ぶと、マイク乗りや生活音対策に効きます。
打鍵の安定感は筐体剛性とキーキャップで決まる
激しめのゲーム操作にはアルミ筐体が有利。たわみの少なさは打鍵の一貫性に直結します。キーキャップはPBTだとテカりにくく、質感も長持ち。
刻印方式やプロファイル(高さ形状)で打鍵角が変わるため、手首の負担を減らしたいなら角度調整(2~3段)やリストレスト併用を前提に選ぶと快適です。
実用性は配列・ソフト・配線で見る
テンキーレスはどれも省スペースですが、配列の細部(矢印・Fn列・日本語刻印)で使い勝手が大きく変わります。
マクロやライティングを詰めるなら純正ソフト(CUE/G HUB/Synapse/NGENUITY 等)の使いやすさも重要。
持ち運ぶなら着脱式USB-Cが安心で、ケーブル配線ガイドがあると取り回しがきれいにまとまります。
テンキーレスゲーミングキーボードおすすめ5選
Fnatic miniSTREAK SPEED JP(Kailh Speed Silver/ブラック)

価格 | ¥6,041 |
配列 | 日本語配列・91キー |
スイッチ | Kailh Speed Silver(アクチュエーション1.1mm) |
接続 | 有線・着脱式USB |
このモデルの注目ポイント
- 薄型軽量ボディ(厚さ28mm・704g)で持ち運び向き
- RGBライティングと専用ソフト「Fnatic OP」で詳細カスタム
- 高速入力に強いリニア銀軸で応答性重視
こんな人におすすめ
CORSAIR K63(Cherry MX Red/ブラック)

価格 | ¥6,380 |
配列 | 日本語配列・テンキーレス |
スイッチ | Cherry MX Red |
接続 | 有線USB |
このモデルの注目ポイント
- 全キーCherry MX Red採用で軽快リニア
- 専用CUEでマクロと赤色バックライトを自在設定
- フルNKRO・100%アンチゴーストで取りこぼし防止
こんな人におすすめ
- 打鍵感とタッチは好評
- コンパクトでデスクが広く使える
- 重量感や発光表現に賛否あり
Logicool G413 TKL SE(タクタイル/ブラック)

価格 | ¥9,916 |
配列 | 日本語配列・テンキーレス |
スイッチ | タクタイルメカニカル |
接続 | 有線USB |
このモデルの注目ポイント
- PBTキーキャップ採用で高耐久・高耐熱
- ブラッシュドアルミ筐体+ホワイトLEDの精悍デザイン
- 6キーロールオーバー+アンチゴーストで安定入力
こんな人におすすめ
HyperX Alloy Origins Core(HyperX Red/ブラック)

価格 | ¥11,980 |
配列 | 日本語配列・91キー |
スイッチ | HyperX Red(寿命8000万回) |
接続 | 有線・着脱式USB-C |
このモデルの注目ポイント
- フルアルミボディで剛性と安定性を確保
- NGENUITYでキー単位ライティングとマクロ設定
- 3段階角度調整+オンボード3プロファイル保存
こんな人におすすめ
Razer BlackWidow V3 Tenkeyless JP(Yellow/ブラック)

価格 | ¥11,980 |
配列 | 日本語配列・テンキーレス |
スイッチ | Razer Yellow(1.2mm・静音リニア) |
接続 | 有線USB(ケーブル配線ガイド) |
このモデルの注目ポイント
- 1.2mm作動の静音リニアで素早く静かな入力
- Chroma RGBで1,680万色の動的ライティング
- アルミトップ+配線ガイドで取り回し良好
こんな人におすすめ
よくある質問(FAQ)
- Qテンキーレスにすると本当にエイムは安定しますか?
- A
キーボード幅が約8~10cm縮むためマウス可動域が増え、肩幅に近いポジションが取りやすくなります。結果として手首の無理な内外転が減り、微調整のブレ低減が期待できます。
- Qスイッチは赤軸・茶軸・銀軸のどれを選べばいい?
- A
FPS中心→赤軸/銀軸(リニア・浅め)、タイピング併用→茶軸(タクタイル)が定番です。配信や夜間なら静音リニアが有利。初めてなら赤軸がバランス良好です。
- Qソフト不要でマクロやRGBを使えますか?
- A
多くは純正ソフト導入で機能が開放されます。とはいえ、オンボードプロファイルを持つ製品なら設定後はソフト常駐なしでも使い回せます。
まとめ
エイム最優先のFPSなら浅い作動点のリニア軸と高剛性ボディを。ゲームと文章作成を両立するならタクタイル軸+PBTキーキャップでミスタッチと経年劣化を抑えられます。
配信環境や夜間プレイには静音リニアが有効で、運用のしやすさは着脱式USB-Cやオンボード保存が効きます。
最終的には配列やソフトの相性も重要なので、この記事の比較と選び方を照らし合わせ、あなたの使い方に最短距離の一台を選んでください。