ゲーミングキーボードといえば、厚みのあるデザインが一般的ですが、最近では薄型のゲーミングキーボードが注目を集めています。
薄型デザインは、スリムでスタイリッシュな見た目だけでなく、操作性や持ち運びの利便性も高めてくれます。
本記事では、薄型メカニカルスイッチ搭載モデルからワイヤレス多機能モデルまで、さまざまな薄型キーボード5台を厳選。
選び方のポイントやFAQ、まとめも掲載し、後悔しない一台選びをサポートします。
薄型ゲーミングキーボードとは?
薄型ゲーミングキーボードは、通常のメカニカルキーボードよりも薄いプロファイルを持ち、キーキャップの高さを抑えた軽量コンパクト設計が特徴です。
省スペースで持ち運びにも適しており、デスク周りをすっきりまとめたいゲーマーに人気です。
スリムなデザインと構造
薄型ゲーミングキーボードは、通常のメカニカルキーボードよりも薄いプロファイルを持つ製品を指します。
キーキャップの高さが低く設計されており、全体的に軽量でコンパクトなデザインが特徴です。
使用されるスイッチの違い
薄型キーボードでは、一般的なメカニカルスイッチとは異なり、薄型専用の「ロープロファイルスイッチ」が使用されることが多いです。
これにより、押下の深さが浅くなり、応答速度が向上します。
代表的なロープロファイルスイッチには以下があります:
薄型ゲーミングキーボード選び方のポイント
選ぶ際に重視すべきポイントは「打鍵感」と「接続方式」の2点です。
薄型スイッチの打鍵感
薄型キーボードの魅力は、やはり軽快な打鍵感にあります。
ロープロファイル赤軸は、リニア(直線的)な押下が特徴で、無駄な引っかかりがないため、高速連打やスムーズなキー入力を重視するゲーマーに支持されています。
メカニカルタイプは、しっかりとしたクリック感が特徴で、キーを押した瞬間の反発力が頼もしい。ゲーム中の連打や正確なタイミング入力を求める方に向いています。
メンブレンタイプは、メカニカルに比べると静かですが、ほどよいタクタイル感も兼ね備えています。音を抑えつつも程よい押下感が欲しい人には最適です。
接続方式と利便性
キーボードの操作感はスイッチだけでなく、接続方式でも大きく変わります。
**有線(USBケーブル)**接続は、設定不要で挿せばすぐ使える安心感が魅力。通信も安定し遅延も最小限なので、勝負どころでの入力ミスを防ぎたい方におすすめです。
ワイヤレスモデルはケーブルレスの快適さが最大のメリット。
いずれのワイヤレス方式でも、長時間の使用には「バッテリー持続時間」「充電方式」「ペアリングのしやすさ」を必ずチェックしましょう。例えば急速充電対応なら、ちょっとした休憩中にパッと充電できて安心です。
おすすめ薄型ゲーミングキーボード5選
ELECOM ARMA(薄型メカニカル/ブラック)

価格 | ¥8,800 |
サイズ | 44.8×13.9×3.5cm |
接続 | USB-A |
スイッチ | 2.6mmストローク 薄型メカニカル(クリッキー) |
特徴 | 5000万回耐久・バックライト搭載 |
このモデルの注目ポイント
- FPS向けに誤入力キーを排除したオリジナル配列
- 従来比25%高速化したレスポンス
- 専用ソフトで全キーをカスタマイズ可能
こんな人におすすめ
Razer Ornata V3 Tenkeyless(メカ・メンブレン/ブラック)

価格 | ¥11,990 |
サイズ | テンキーレス |
接続 | USB-A |
スイッチ | Razer メカ・メンブレン(タクタイル) |
特徴 | Chroma RGB・マグネット式リストレスト |
このモデルの注目ポイント
- ノートPCライクなロープロファイルキー
- 専用メディアキーで直感操作
- UVコートキーで文字消えを防止
こんな人におすすめ
ROCCAT Vulcan TKL(Titan Mechanical/ブラック)

価格 | ¥17,250 |
サイズ | テンキーレス |
接続 | USB |
スイッチ | Titan Switch Mechanical(リニア相当) |
特徴 | AIMO RGB・エルゴノミックデザイン |
このモデルの注目ポイント
- 5000万回耐久のTitanスイッチ
- アルミ補強シャーシで高い堅牢性
- AIMOインテリジェントライトを搭載
こんな人におすすめ
Keychron K13 Max(Gateron 茶軸/ホワイト)

価格 | ¥19,800 |
サイズ | 80%(ナンバーパッド付) |
接続 | 2.4GHz/Bluetooth/USB-C |
スイッチ | ロープロファイル Gateron 茶軸 |
特徴 | QMK/VIA対応・IXPE吸音フォーム内蔵 |
※US配列なので注意
このモデルの注目ポイント
- 最大3台のマルチデバイス接続
- 薄型アルミボディでデスク占有面積を最小化
- カスタム可能なQMK&Launcherサポート
こんな人におすすめ
Logitech G515 TKL(リニア赤軸/ブラック)

価格 | ¥19,825 |
サイズ | テンキーレス |
接続 | LIGHTSPEEDワイヤレス/Bluetooth/USB |
スイッチ | ロープロファイル 赤軸(リニア) |
特徴 | LIGHTSYNC RGB・充電式バッテリー内蔵 |
このモデルの注目ポイント
- 1.3mmアクチュエーションで高速応答
- 高耐久PBTキーキャップを採用
- 1ms遅延ゼロのLIGHTSPEEDワイヤレス
こんな人におすすめ
薄型キーボードを購入する前に知っておいた方がよいこと
薄型キーボードを購入する際には、あらかじめ知っておいた方がよいポイントがいくつかあります。
以下に、購入する前に把握しておくべき点を詳しく解説します。
押下感が物足りない可能性
薄型スイッチは押下距離が短いため、従来のメカニカルキーボードのような重厚感やクリック感が少ないと感じる場合があります。
特に青軸やタクタイルタイプに慣れている方には物足りなく感じることがあるかもしれません。
押し心地に不安がある方は、実際の店舗で薄型キーボードを試してから購入を検討すると良いでしょう。
耐久性の問題
薄型設計のキーボードは、従来の厚型モデルに比べて耐久性が劣る場合があります。
特に過度な力が加わると故障のリスクが高まることもあるため、使用時には注意が必要です。
価格が高め
薄型専用のスイッチを使用していることから、通常のメカニカルキーボードよりも価格が高い場合があります。
コストパフォーマンスを重視する場合はほかのモデルと比較して慎重に選ぶ必要があります。
よくある質問(FAQ)
- Q薄型メカニカルと通常メカニカルの違いは?
- A
ほとんどのモデルは付属の六角レンチで組立が完結します。電動式フレームはモーター部の配線取り扱いに注意し、薄型メカニカルはストロークが浅く、キーキャップが低い設計で、素早いレスポンスと省スペースを実現します。通常メカニカルは深めのストロークで打鍵感重視です。用途や好みに応じて選びましょう。
- Qワイヤレスモデルの遅延は気になりますか?
- A
2.4GHzやLIGHTSPEED接続のワイヤレスモデルは1ms遅延ゼロを謳う製品もあり、ゲーミング用途でも遅延をほぼ感じません。Bluetoothは音楽再生向きですが、ゲーム用途は専用無線を選ぶのがおすすめです。
まとめ
薄型ゲーミングキーボードは、スリムなデザインと快適な操作感を兼ね備えた優れた選択肢です。
特に、ロープロファイルスイッチを採用したモデルは、高速な応答性と軽量設計が魅力で、FPSやMOBAなどのジャンルに最適です。
自分のプレイスタイルや用途に合った薄型ゲーミングキーボードを選び、ゲームと作業の両方を快適に楽しみましょう。