ゲーミングヘッドセットには「開放型(オープンバック)」と「密閉型(クローズドバック)」の2種類があります。
多くのゲーマーは、ノイズの遮断性や低音の迫力を求めて密閉型を選びがちですが、開放型には独自の魅力があります。
本記事では、開放型ゲーミングヘッドセットの特徴やメリット・デメリット、そしておすすめモデルをご紹介します。
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開放型(オープンバック)とは?
ヘッドホン・ヘッドセットの設計には、イヤーカップ(ドライバー部分を覆う部分)の背面を密閉した「密閉型」と、メッシュや通気口によって背面をあえて開放した「開放型」が存在します。
ゲーミングヘッドセットとしては、音の定位やノイズ遮断を重視する傾向が強いため、密閉型が多く販売されています。
しかし、開放型は音の広がりや自然なサウンドステージを好む方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
開放型ゲーミングヘッドセットのメリット
開放型ヘッドセットには、密閉型にはない魅力がいくつもあります。ここでは、代表的なメリットを3つご紹介しましょう。
広がりのあるサウンドステージ
開放型は背面が開いているため、音がドライバーの内外に広がりやすく、より自然な音場感を得やすいです。
特に音楽を聴くときや、オープンワールドゲームの環境音を楽しみたい方にとっては大きなメリットとなります。
圧迫感が少ない
背面が開放されていることで、イヤーカップ内にこもる熱や蒸れが少なく、空気の流れが良いという特徴があります。
長時間装着しても耳周りの圧迫感や熱さが比較的軽減されるので、快適にゲームを楽しむことができます。
外部の音を適度に認識しやすい
例えば、一人暮らしではなく、家族やパートナーと同居している場合には、インターホンや呼びかけに気づきやすいという利点も。
完全に外音をシャットアウトしたくない方には好都合です。
おすすめの開放型ゲーミングヘッドセット4選
ここからは開放型のおすすめゲーミングヘッドセットを4つ紹介します。
EPOS H6Pro(開放型)

価格 | ¥18,390 |
重量 | 309g |
接続方式 | 有線(3.5mmプラグ) PC、Mac、PS4、PS5、Xbox Series X|S、Xbox One、Nintendo Switchなど広範囲に対応 |
こんな人におすすめ
fumo TRUTH Open Air Gaming Headset Silver

価格 | ¥27,091 |
重量 | 187g |
接続方式 | 有線(3.5mmプラグ) |
こんな人におすすめ
TURTLE BEACH Atlas Air

価格 | ¥25,809 |
重量 | 301g |
接続方式 | 2.4GHzワイヤレス + Bluetooth 5.2 有線(3.5mmオーディオ端子)も利用可能 |
こんな人におすすめ
よくある質問(FAQ)
- Q開放型ヘッドセットはゲーム向き?
- A
音の広がりと自然さでRPG/音楽向き。FPSは定位が強い機種を選べば快適。
- Q音漏れはどれくらい?深夜は使える?
- A
音量次第で漏れます。小音量+スピーカーオフ+ドア閉を推奨。家族が近いなら密閉型も検討。
- Q配信や会議でも使える?
- A
単一指向性マイク+ノイズ抑制搭載なら実用的。環境音が多い場合は密閉型の方が安定。
まとめ
開放型ゲーミングヘッドセットは、自然なサウンドステージや装着感の快適さを求める方にとって魅力的な選択肢です。
反面、音漏れが大きい・外部ノイズが入りやすいという弱点もあるため、環境が静かで、周囲をあまり気にしなくてよい状況で使用するのがおすすめです。
もし周囲を気にせず、臨場感あふれるサウンド体験を重視したいのであれば、ぜひ開放型を検討してみてください。
音楽鑑賞にも通ずる豊かなサウンドステージが、ゲームの世界観をより深く感じさせてくれるはずです。