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音質と扱いやすさで選ぶコンデンサーマイクおすすめ5選

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Image by KamranAydinov on Freepik

「自分の声がこもる」「雑音を拾ってしまう」「設定がむずかしい」——配信や会議でありがちな音声トラブルは、マイク選びと設置のコツで大きく改善します。

本記事では、USBの手軽さ重視から拡張性のあるモデルまで、用途別に“いま買って後悔しにくい”5本を厳選。

各モデルの強みを一言で把握できる要点と、選び方のチェックリスト、よくある疑問への回答もセットでまとめました。


おすすめナンバーワンモデル

HyperX QuadCast S(USB/ホワイト)

  • 1本で幅広い用途:ステレオ/無指向/カーディオイド/双方向の4指向性を切替でき、ソロ配信から対面収録、雑談まで対応。
  • 運用が楽タップミュートゲインダイヤルヘッドホン端子を前面操作で完結。ショックマウント&ポップ内蔵で机振動や破裂音も低減。
  • “魅せる配信”に◎RGBライティングで見栄え良く、USB一本でプラグ&プレイ。初導入でも迷いにくい総合力が魅力。
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項目Amazonベーシック USBコンデンサーマイクFIFINE AmpliGame AM8(XLR/USB)Razer Seiren V3 Miniaudio-technica AT2020(XLR)HyperX QuadCast S
価格¥3,296¥6,823¥8,380¥13,200¥18,280
タイプコンデンサーダイナミックコンデンサーコンデンサー(バックエレクトレット)コンデンサー
指向性カーディオイドカーディオイドスーパーカーディオイドカーディオイド4種(ステレオ/無指向/カーディオイド/双方向)
接続USBUSB/XLR両対応USBXLR(48Vファンタム必要)USB
商品URLAmazonAmazonAmazonAmazonAmazon

※価格は2025年9月1日時点のAmazon参考価格です。

コンデンサーマイク選び方のポイント

最適な1本は接続方式・指向性・運用機能の3点を押さえると外しにくくなります。

初めてならUSBで“音の入口”を整え、慣れてきたらXLRで上流の自由度を高めるのが王道です。収録環境の騒音や机の振動を前提に、機能で“運用のラクさ”も必ずチェックしましょう。

USBかXLRか:導入スピードか拡張性か

USBはプラグ&プレイでドライバ不要、タップミュートヘッドホン端子が本体にあるモデルも多く配信の初期構築が速いです。

対してXLRはオーディオインターフェース48Vファンタム電源が必要ですが、プリアンプやEQで音作りの自由度が高く、将来的な機材アップグレードに強いのが利点。

まずはUSBで運用負荷を下げ、録音表現を詰めたくなったらXLRへ拡張という段階導入がコスパ◎。

複数人対談や楽器収録まで視野なら、最初からXLR+IFも選択肢です。

指向性でノイズを抑える:部屋の条件に合わせる

自室やPCデスク周りで環境音が気になるなら、前面の声にフォーカスするカーディオイドが基本。より周囲ノイズを切りたいならスーパーカーディオイドのモデルが有効で、キーボードの打鍵やクリックも抑えやすくなります。

複数人の対面収録なら双方向、環境音込みの空気感を録りたいなら無指向が活躍。迷ったら、用途に応じて切替できる指向性可変モデルが失敗しにくい選択です。

運用をラクにする装備:ミュート・防振・モニター

配信や会議ではワンタッチのミュートが事故防止に直結し、LED表示があると状態確認が一目でできます。

机の振動やタイピングが伝わるならショックマウントポップフィルターは破裂音対策として有効。自分の声を遅延なく聴けるゼロレイテンシー・モニターはゲイン調整の近道です。

さらにオンボードゲイン本体ダイヤルがあると、ソフトに触れずに即座に音量最適化でき、運用ストレスが大幅に減ります。

コンデンサーマイクおすすめ5選

Amazonベーシック USBコンデンサーマイク(USB/ブラック)

価格¥3,296
タイプコンデンサー(14mmカプセル)
指向性カーディオイド
接続USB/プラグ&プレイ、タップミュート、回転スタンド
このモデルの注目ポイント
  • ドライバ不要のプラグ&プレイで導入が速い
  • タップ式ミュートとカーディオイドで通話・配信の実用性高い
  • 机上設置しやすいコンパクト筐体と回転スタンド
こんな人におすすめ
  • はじめての配信・通話用にコスパ重視
  • 会議やオンライン授業で声をクリアに届けたい
  • 設定いらずでUSB一本運用にしたい
購入者の意見まとめ(レビュー)
  • PC内蔵マイクより音量・明瞭度が大幅改善という声
  • 差すだけで使え、ミュートもワンタップで扱いやすいとの評価
  • やや高域が強めという指摘はあるが価格以上の満足度

FIFINE AmpliGame AM8(XLR/USB/ブラック)

価格¥6,823
タイプダイナミック
指向性カーディオイド
接続USB-C/XLR両対応、タップミュート(USB時)、ヘッドホン端子、RGB
このモデルの注目ポイント
  • USBでもXLRでも使える二刀流で拡張性が高い
  • 50Hz–16kHzの素直な帯域と近接収音でノイズに強い
  • タッチミュートとゼロレイテンシーモニターで配信運用が快適
こんな人におすすめ
  • 予算1万円未満で配信向けの“扱いやすい声”を狙いたい
  • いずれはオーディオIF導入を見据えつつ今はUSBで始めたい
  • 打鍵音や環境ノイズを抑えたいデスク環境
購入者の意見まとめ(レビュー)
  • 価格帯以上の使い勝手と音質で“初心者に勧めやすい”との声
  • 見た目がシンプルで設置・操作が直感的という評価
  • 机の振動や息漏れ音は拾いやすく防振や距離取りの工夫が必要という指摘

Razer Seiren V3 Mini(USB/ブラック)

価格¥8,380
タイプコンデンサー(14mmカプセル)
指向性スーパーカーディオイド
接続USB、タップミュート、96kHz/24bit、内蔵ショックマウント
このモデルの注目ポイント
  • 超小型筐体でも96kHz/24bitで繊細さと明瞭さを確保
  • スーパーカーディオイドで周囲ノイズを強力に抑制
  • タップミュート+LED表示で配信中の誤操作を回避
こんな人におすすめ
  • コンパクトなUSBマイクでデスクをすっきり保ちたい
  • 打鍵音やクリック音の入り込みを最小限にしたい
  • OBSやDiscordで即戦力の配信用マイクが欲しい
購入者の意見まとめ(レビュー)
  • 価格に対して音質・解像感が高いという評価
  • 専用ソフトでの調整幅が広く扱いやすいとの声
  • キー音を拾う場面もあり設置位置・ゲイン調整が重要という指摘

audio-technica AT2020(XLR/ブラック)

価格¥13,200
タイプコンデンサー(バックエレクトレット)
指向性カーディオイド
接続XLR(48Vファンタム必要)、専用スタンドマウント付属
このモデルの注目ポイント
  • 20Hz–20kHzの広帯域と高耐入力144dB SPLで宅録の定番
  • 立ち上がりが速く輪郭の立った音像でボーカル・弾き語り向き
  • ロングセラーゆえの信頼性と交換・拡張アクセサリの豊富さ
こんな人におすすめ
  • 本格的な宅録・歌ってみたをXLRチェーンで組みたい
  • クセの少ないコンデンサーでEQ前提の素直な素材を収録したい
  • 先々の機材アップグレードを見据えて長く使いたい
購入者の意見まとめ(レビュー)
  • 価格以上のスタジオクオリティで“定番に外れなし”の声多数
  • ビルドクオリティと付属マウントの使い勝手が好評
  • XLR運用・ファンタム必須、ノイズ対策や設置はユーザーの腕も問われるという指摘

HyperX QuadCast S(USB/ホワイト)

価格¥18,280
タイプコンデンサー
指向性4種切替(ステレオ/無指向/カーディオイド/双方向)
接続USB、タップミュート、ショックマウント内蔵、ポップフィルター、ヘッドホン端子、RGB
このモデルの注目ポイント
  • 4パターン指向性とゲインダイヤルで用途に合わせて即最適化
  • 防振サスペンション+内蔵ポップで机振動・破裂音を低減
  • RGB演出とタップミュートで“魅せる配信”と運用性を両立
こんな人におすすめ
  • ソロ配信から対面トークまで1本で幅広くこなしたい
  • 台座運用メインで防振・ポップ対策もまとめて済ませたい
  • 見た目も演出したいストリーマー志向
購入者の意見まとめ(レビュー)
  • 音質と外観の両立が高評価で“配信映え”するとの声
  • 息や雑音に強く、USB接続ですぐ使える点が好評
  • 音の拾い方は環境依存のためゲインや距離の最適化が必要という指摘

よくある質問(FAQ)

Q
USBとXLR、どちらを選べばいい?
A

手軽さと導入スピードを重視するならUSB、音作りの自由度と拡張性を重視するならXLRです。まずUSBで運用を固め、必要になったらXLR+オーディオIFへ拡張する二段構えが失敗しにくい選び方です。

Q
生活音やキーボード音を減らすには?
A

カーディオイド/スーパーカーディオイドの指向性を選び、マイクを口元寄り・キーボードから遠ざける配置が効果的です。さらにショックマウントデスクアームポップフィルターを併用するとノイズ低減が進みます。

Q
音が小さい/割れるときの対処は?
A

A. まずマイク本体のゲインソフト側の入力レベルを適正化し、ヘッドホンでゼロレイテンシーモニターを確認。大きすぎると歪み、小さすぎるとノイズが乗るので、-12〜-6dB付近を目安に調整しましょう。

まとめ

最短で音質改善したいなら、USBのカーディオイドを選んでミュート・モニター・防振の基本装備を押さえるのが近道です。

複数人収録や歌録りも視野に入るなら、後からXLRチェーンへ広げても投資が無駄になりません。環境ノイズが気になる場合はスーパーカーディオイドショックマウントで“入れない工夫”を先に固め、ゲインと距離で仕上げるのが定石。

配信でも会議でも、運用がラクなモデルほど長く安定して使えます。