“足音が埋もれる”“ボイスチャットが聞き取りづらい”“でも映画や配信では迫力も欲しい”。
ヘッドセットは暑い季節だと長く装着しづらく、内蔵スピーカーでは情報量が足りない——そんな時はデスク用の外付けスピーカーが即効性のある改善策です。
本記事では、足音の定位と映像の臨場感を両立しやすい5機種を価格帯別・構成別に厳選。
USB一本の簡単接続からBluetooth切替、サブウーファー増設の拡張も含め、最短で“聞こえる音”に変えるためのポイントをまとめました。

Edifier G2000(2.0ch/EQモード/RGB)
※価格は2025年9月2日時点のAmazon参考価格です。
ゲーミング向けスピーカー選び方のポイント
まずはどの距離・どの設置で使うかを決めると型が絞れます。近接の2.0chは足音やボイスの明瞭さで有利、サウンドバーは省スペースで映像のセンター定位と一体感が得やすい構成です。
接続はUSB給電/USBオーディオ/3.5mm/Bluetoothで使い勝手が変わるため、日常の切替頻度も踏まえて選定しましょう。
最後に、ゲームEQやSUB-OUTなど、のちの拡張・調整余地があると“飽きずに育てられる”一本になります。
設置とサイズ:近接2.0かサウンドバーかを環境で決める
モニター両脇に置けるなら2.0chの近接配置が定石で、左右の距離をそろえ画面中央のやや外側に軽く内振りにすると定位がシャープになります。
モニター下が狭い・一体感を優先したいならサウンドバーが有効で、画面中央に音像が結びやすく会話の明瞭さも取りやすいのが利点。
ローエンドの量感は2.0よりバーが出しやすいこともありますが、足音の輪郭はツイーター位置と角度で差が出ます。作業机の奥行きが短い場合は小型筐体/斜め上向きユニットのモデルが耳線上に向きやすく有利です。
接続と給電:USB一本の手軽さか、Bluetoothの柔軟さか
USBオーディオ対応ならケーブル一本で電源と音声をまとめられ、PCの音質を一気に底上げできます。USB給電+3.5mmは導入が簡単で、ゲーム機・モニターのヘッドホン端子からも流用しやすい構成。
Bluetoothは動画視聴や作業BGMに便利ですが、音ゲーや対戦では2.4GHz有線系を推奨です。
ノートPC主体ならType-C直挿しの取り回しを重視、デスク据置が前提ならバスパワー余裕やハブとの相性も確認しておくと安定します。
チューニングと拡張:ゲームEQとSUB-OUTで“足音⇔迫力”を切り替える
足音やボイス優先ならゲームEQで中高域(1–4kHz付近)のエッジが出るプリセットを選ぶと、足音・リロード・ピン音が前に出て聞き取りやすくなります。映画や配信では低域を持ち上げたプリセットに切り替えるだけで没入感が向上。
将来の拡張余地としてSUB-OUT端子があると、小音量でも音圧と臨場感を足しやすく、夜間はサブの音量だけ絞ると近隣配慮と迫力の両立が可能です。
RGB搭載は視覚面の満足度が高く、音量つまみ・ミュート・入力切替が手元で完結するモデルは運用ストレスが少なく長く使えます。
ゲーミング向けスピーカーおすすめ5選
kstime PC ゲーミングスピーカー(有線/RGB/USB給電/ブラック)

価格 | ¥3,759 |
形式 | 2.0chフルレンジ(4Ω×2) |
実用出力 | 総合6W(3W+3W) |
接続 | USB給電+3.5mm有線/プラグ&プレイ |
このモデルの注目ポイント
- 中高域がはっきり出て足音やリロード音が聴き取りやすい
- 150Hz–18kHzの帯域で声やSEの抜けが良い
- 小型筐体+RGBで省スペースかつ映える
こんな人におすすめ
Creative Pebble V3(USB/Bluetooth/3.5mm/ホワイト)

価格 | ¥4,658 |
出力 | 8W RMS(ピーク16W) |
接続 | USBオーディオ/Bluetooth 5.0/3.5mm |
給電 | USB Type-C(Type-A変換同梱) |
このモデルの注目ポイント
- クリアな中域でボイス・足音が前に出る音作り
- USB 1本接続でPCサウンドを即アップグレード
- 有線/無線の切替が簡単で使い勝手が高い
こんな人におすすめ
Kstime サウンドバー(Bluetooth5.4/USB/RGB)

価格 | ¥5,977 |
出力 | 総合10W |
接続 | Bluetooth 5.4/USBダイレクト |
構成 | 6ユニット+二重インバーターチューブ/一体型バー |
このモデルの注目ポイント
- 一体型バーでモニター下に収まりつつステレオ感を確保
- 6ユニット構成で低域量感と効果音の迫力を両立
- Bluetooth 5.4でモバイル音源も快適
こんな人におすすめ
Edifier G2000(2.0ch/EQモード/RGB)

価格 | ¥12,770 |
出力 | 16W RMS(ピーク32W) |
接続 | Bluetooth 5.1/USB/3.5mm AUX/SUB-OUT |
モード | ゲーム/映画/音楽EQ+RGB 12色 |
このモデルの注目ポイント
- “ゲームEQ”で足音のエッジを強調しつつ定位良好
- SUB-OUTでサブウーファー増設、臨場感を段階強化
- 小型でもパワーがあり近接リスニングに最適
こんな人におすすめ
Razer Leviathan V2 X(サウンドバー/USB-C給電/Bluetooth)

価格 | ¥15,980 |
構成 | フルレンジ×2+パッシブラジエーター×2 |
接続 | USB Type-C給電/Bluetooth 5.0 |
その他 | 最大音圧90dB(1m)/Chroma RGB 14ゾーン/Synapse対応 |
このモデルの注目ポイント
- コンパクト400mm幅でデスク下に収まり臨場感を底上げ
- フルレンジ+パッシブラジエーターで量感と明瞭度の両立
- Synapse/EQプリセットでタイトル別に足音~演出を最適化
こんな人におすすめ
よくある質問(FAQ)
- Qサウンドバーと2.0ch、どちらが良い?
- A
省スペースと一体感ならサウンドバー、左右分離の定位を突き詰めるなら2.0ch。デスクの奥行き・モニター下の空き・スピーカー間隔が取れるかで選ぶと満足度が高いです。
- QBluetoothはゲームに向いていますか?
- A
作業BGMや動画視聴には便利ですが、対戦ゲームや音ゲーは有線(USB/3.5mm)推奨です。音の遅延が勝敗に影響するジャンルでは、USBオーディオやUSB給電+有線構成が安心です。
まとめ(ケース別要点整理)
足音の明瞭さを最優先するなら、モニター両脇に置ける2.0chの近接配置が第一候補で、ゲーム用EQのあるモデルは中高域のエッジを素早く立てられます。
映画や配信で迫力を求める場面が多いなら、サウンドバーの一体感と量感が使い勝手に直結し、将来的にSUB-OUTで低音を足せる構成だと長く楽しめます。
接続はUSBオーディオを基本にしつつ、Bluetoothは作業・鑑賞の利便性として使い分けるのが現実解。
いずれの型でも、設置の対称性と角度を整えるだけで“足音が前に出る”感覚は大きく変わり、スピーカーの実力を余さず引き出せます。