テレワークや学業ではBluetoothでPCやタブレットに素早く接続、夜は2.4GHzで低遅延に振り切ってゲーム――そんな“二刀流”を一台で叶えるのがBT対応ゲーミングマウスです。
ただ、軽さ・形状・センサー・電池持ちの最適解は人それぞれ。本記事では、Bluetooth対応かつゲームで使える素性を満たす5台を厳選し、強みと注意点を要点だけで比較。最後に用途別のおすすめも提示します。

HyperX Pulsefire Haste 2 Wireless
Bluetooth接続可能なゲーミングマウス選び方のポイント
まずは「どこで、何に、どれくらいの時間使うか」を言語化すると、必要条件が見えてきます。
日常はBluetoothで多台数切替、対戦は2.4GHzで低遅延という運用が基本線。
次に重量と形状で手との相性を詰め、最後にセンサー/DPI/スイッチなど細部の好みを合わせましょう。
接続方式の使い分け:Bluetoothは省電力、2.4GHzは勝負用、USBは保険
Bluetoothはノートやタブレットとの相性が良く省電力で静音作業に向きます。対して2.4GHzは低遅延と安定性でゲーム用に最適。ファーム更新や大会・設定詰めではUSB有線が確実です。
3モード搭載なら、作業→対戦→持ち出しの流れでも切替ストレスが最小になります。
重量と形状:つかみ/つまみ/かぶせと手の大きさを合わせる
~60g台は振りが軽く、ローセンシでも負担が少ない一方、55g前後はさらに軽く素早いリターンが可能。形状は左右対称が持ち替え自由で細かなクリック調整に強く、右手エルゴは掌全体で支えられるため長時間の安定性が魅力です。
自分の握り方(つかみ・つまみ・かぶせ)と手の大きさに合致すると、DPIを下げても追従が自然になります。
センサー/DPI/スイッチ:数値より“挙動の素直さ”を重視
ハイエンドのPAW3950MAX/26Kクラスはリフトオフや直線補正の挙動が安定し、微細エイムがしやすくなります。
DPIは800~1600を中心に、ゲーム別に段階登録できると便利。スイッチは耐久(数千万~1億回)とクリック感が肝で、競技寄りは軽め・分離感のあるタクトが人気です。
最後はソール(PTFE)や付属グリップなど、初日から“滑走と止め”を整えられる付属品も効いてきます。
Bluetooth接続可能なゲーミングマウス5選
ATTACK SHARK X11SE(3モード/ホワイト)

価格 | ¥3,999 |
接続方式 | 2.4GHz/Bluetooth 5.2(デュアルチャンネル)/USB-C |
センサー | PixArt PAW3311/最大22,000DPI(800~22,000の6段) |
重量・形状 | 約60g/人間工学形状 |
このモデルの注目ポイント
- BK52820コントローラ採用でBT安定性と省電力を両立
- 60gの軽量&6段DPIで入門~中級まで幅広く対応
- 約65時間駆動、デイリーはBT・対戦は2.4Gの住み分けがしやすい
こんな人におすすめ
MSI VERSA 300 W(3モード/60g)

価格 | ¥3,976 |
接続方式 | 2.4GHz/Bluetooth 5.3/USB |
センサー | PixArt PAW3104DB/最大8,000DPI・1000Hz |
重量・形状 | 約60g/左右対称・6ボタン |
このモデルの注目ポイント
- 60gの軽量シェルと1000Hzで素直な操作感
- Kailhスイッチ3,000万回でクリック耐久も十分
- 3モード対応でノートPCやタブレットとも相性良し
こんな人におすすめ
Razer DeathAdder V2 X HyperSpeed(2モード無線/右手エルゴ)

価格 | ¥6,980 |
接続方式 | Razer HyperSpeed 2.4GHz/Bluetooth |
センサー | Razer 5G オプティカル 14,000DPI |
バッテリー | 2.4G最大約235h/BT最大約615h(単3 or 単4一本運用) |
このモデルの注目ポイント
- 右手エルゴの定番形状に2モード無線を搭載
- 電池1本運用で“軽さ優先 or 駆動時間優先”を選べる
- 第2世代メカニカルスイッチで最大6,000万回耐久
こんな人におすすめ
ATTACK SHARK X8ULTRA(8K無線対応/55g)

価格 | ¥10,599 |
接続方式 | 2.4GHz(最大8,000Hz)/Bluetooth/USB(1,000Hz) |
センサー | PixArt PAW3950MAX/最大42,000DPI |
重量・形状 | 約55g・125.5×63×40mm/中~大手向け |
このモデルの注目ポイント
- Nordic 52840×PAW3950MAXのハイエンド構成
- 55g超軽量で長時間プレイでも手首の負担を軽減
- 1億回耐久の光マイクロスイッチと500mAhで実用性高い
こんな人におすすめ
HyperX Pulsefire Haste 2 Wireless(デュアル無線/61g)

価格 | ¥12,500 |
接続方式 | 2.4GHz/Bluetooth/USB |
センサー | HyperX 26K(最大26,000DPI・650IPS) |
バッテリー | 最大約100時間/PTFEソール・グリップテープ付属 |
このモデルの注目ポイント
- 61gのソリッドシェルで堅牢性と軽さを両立
- カスタム26Kセンサー×1億回スイッチで総合力高い
- 付属PTFEソールとグリップで操作性を底上げ
こんな人におすすめ
よくある質問(FAQ)
- QBluetoothだけでFPSは大丈夫?
- A
まったりプレイやソロ用途なら十分ですが、対戦の本気モードは2.4GHz推奨です。切替が楽な3モード機なら“作業BT/対戦2.4G”が自然に運用できます。
- Q電池式と内蔵バッテリー、どっちが良い?
- A
電池式は交換で即復帰でき、長期保管も安心。内蔵式は軽量化しやすく、USB充電で配線も少なくなります。運用スタイルと重さの好みで選びましょう。
- Q軽さは正義? 55~60g台と70g台で何が変わる?
- A
55~60gは振りが軽く、リターンが速いのでローセンシでの大振り→微調整が楽に。70g前後は止めが安定しやすく、誤作動も減る傾向があります。長時間プレイなら軽量が手首に優しいケースが多いです。
まとめ
作業BT×対戦2.4Gの二刀流を最短で実現したいなら、HyperX Pulsefire Haste 2 Wirelessが総合力で一歩抜けています。最安クラスで軽量&多接続を試すならATTACK SHARK X11SE、ブランド安心の入門3モードはMSI VERSA 300 W。
右手エルゴ×電池運用の安定感ならRazer DeathAdder V2 X HyperSpeed、競技寄りに8K無線や55g超軽量を攻めるならATTACK SHARK X8ULTRA。
あなたの優先順位(低遅延/軽さ/形状/運用スタイル)に合わせて、最適な一台を選びましょう。