「敵の足音が環境音に埋もれる」「ボイスチャットが小さい」──そんな悩みは ゲーミングアンプ(DAC機能付き) をヘッドセットの前に挟むだけで解決できます。
高性能DACで音をクリアにし、ChatMixやEQでゲーム音とVC(ボイスチャット)のバランスを瞬時に最適化。
快適さも勝率も底上げできます。
本記事では最新価格と主要スペックを反映したゲーミングアンプ(DAC機能付き)おすすめ4選を価格順で紹介します。

SteelSeries GameDAC Gen 2
※価格は2025年12月3日時点の税込参考価格です。
基礎知識 ― DAC/アンプ/ミキサーの違い
まずは「そもそもどのパーツが何をしているのか」を整理しましょう。
仕組みを押さえると、スペック表の読み方がぐっとラクになります。
| 役割 | ざっくり説明 |
|---|---|
| DAC | デジタル→アナログ変換で音をクリアに |
| アンプ | ヘッドホンを駆動するパワーを供給 |
| ミキサー | ゲーム音とVC音の比率を手元調整 |
ゲーミングアンプ(DAC機能付き)の選び方の3ポイント
「どれを買えばいい?」と迷わないよう、チェックすべき項目は次の3つです。
接続の汎用性
まず、使うプラットフォームと端子の組み合わせを確認しましょう。USBだけで完結できると取り回しが簡単ですが、PS5やテレビと併用するなら光デジタルやライン入出力があると柔軟性が増します。
スマホやワイヤレスヘッドホンとつなぐ予定があるなら、BluetoothやUSB-CのUAC1.0/2.0対応もチェックします。給電方式(バスパワー/ACアダプター)やケーブルの長さ・付属品も、設置のしやすさを左右します。
サラウンド規格とEQ
次に、ゲームタイトルと相性の良いサラウンド規格を選びます。映画寄りならDolby、定位重視のFPSならScout Modeや独自の足音ブーストが有利になることが多いです。
プリセットの数だけでなく、帯域を細かく調整できる手動EQやゲーム/音楽のワンタッチ切替があると使い勝手が良いです。最大サンプリングレートやビット深度、ノイズフロアなどの基本音質も仕様表で確認しておきます。
ChatMixとマイク強化
VCとゲーム音のバランスを素早く変えたいなら、ChatMixの操作系を重視します。目を離さず回せる物理ノブは直感的で、タッチ操作は省スペースですが誤操作防止のロックがあると安心です。
配信やチームプレイが多い人は、ノイズゲート・コンプレッサー・ノイズリダクション・サイドトーンの有無をチェックします。マイク入力のS/N比や自動レベル調整、モニター遅延の少なさも、声の聞こえ方を大きく左右します。
おすすめゲーミングアンプ(DAC機能付き)4選
Fosi Audio K5 PRO(USB-C/光・同軸入力/グレー)

| 価格 | ¥9,999 |
| 入力端子 | USB-C/光(OPT)/同軸(COA) |
| 出力端子 | 3.5mmヘッドホン/RCAライン、3.5mmマイク |
| 対応 | PS5/PC/MAC/スマホ/パソコン |
| 対応サンプリング | USB最大24bit/96kHz、光・同軸最大24bit/192kHz、SNR≥110dB |
このモデルの注目ポイント
- マイク入力とヘッドホン増幅を一体化、VCとゲーム音を省スペースで強化
- Bass/Treble/Volumeの実機ノブで足音寄りや映画寄りに即チューニング
- USB/光/同軸→RCA/3.5mm変換でPS5・PC・アクティブSPまで柔軟に接続
こんな人におすすめ
EPOS GSX 1000 2nd Edition(USB-DAC/タッチパネル)

| 価格 | ¥14,038 |
| 入力端子 | USB-C(PC/Mac即挿し・ドライバ不要) |
| 出力端子 | 3.5mmヘッドセット/マイク/スピーカー |
| 対応 | PC/MAC |
| 主な機能 | 7.1サラウンド、ChatMix(チャット/ゲーム個別ミックス)、サイドトーン、残響調整、トーナメントモード |
このモデルの注目ポイント
- デバイス内完結のサラウンド処理でPCソフト不要、即戦力
- 大型タッチUIで出力切替・EQ・リバーブがワンタップ
- マイク経路の処理を刷新、声の抜けと明瞭度を改善
こんな人におすすめ
Logicool G ASTRO MixAmp Pro TR(Dolby Audio/光TOSLINK対応)

| 価格 | ¥12,156 |
| 入力端子 | USB(Micro)/光TOSLINK、デイジーチェーン |
| 出力端子 | 3.5mmヘッドセット、Streamポート(ライン出力) |
| 対応 | PS5/PS4/PC |
| 主な機能 | Game/Voiceバランス即時調整、Dolby Audio、EQプリセット、Astro Command Center(ACC)ソフトで詳細設定 |
このモデルの注目ポイント
- ダブル大径ダイヤルでゲーム音とVCを直感的に配合
- Dolby処理とEQで足音・爆発音のレイヤーを分離しやすい
- Streamポート搭載で配信の音回りも一本化
こんな人におすすめ
SteelSeries GameDAC Gen 2(ESS Sabre Quad-DAC/ChatMix)

| 価格 | ¥19,700 |
| 入力端子 | USB-C×2/光 |
| 出力端子 | 3.5mmヘッドホン、ライン入力(スマホVC可) |
| 対応 | PS5/PS4/PC |
| 主な機能 | 96kHz/24bit Hi-Res、10バンドEQ、ChatMix、OLEDノブUI、Sonar連携 |
このモデルの注目ポイント
- ESS Sabre Quad-DACで解像感とS/Nを底上げ、微細な足音まで描写
- USB-C×2でPCとPSを常時接続、OLEDダイヤルで即時調整
- 本体プリセット+Sonar(PC)で競技向けの帯域追い込みが容易
こんな人におすすめ
よくある質問(FAQ)
- Qゲーミングアンプ(DAC機能付き)とは?
- A
USBでPC/PS5につなぎ、DAC(デジタル→アナログ変換)とヘッドホンアンプを一体化した機器です。ヘッドホンを直接つないで音量調整とEQができます。
- Q外付けDACで本当に音が変わる?
- A
内蔵サウンドよりS/N比が上がり足音・VC分離が体感で分かるレベルに向上します。
まとめ
まずは使う環境(PC/PS5/TV)と接続方法(USB/光)を決め、ChatMix・EQ・サイドトーンの優先度を整理しましょう。
そのうえで、表の「ひと言(強み)」を見比べれば最適な1台が見つかります。
迷ったらGameDAC Gen 2、配信まで視野に入れるならMixAmp Pro TRが堅実です。



